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がんの遺伝子治療

当院では、先端バイオ医薬研究所によって開発されたがんの遺伝子治療をお受けになれます。有害な化学物質や活性酸素や紫外線や放射線やウイルス感染などにより、私達の細胞の大切な遺伝子である「DNA」はダメージを受け、傷ついて異常な状態になってしまいます。「DNA」が傷ついてしまうと、細胞分裂の精密な制御システムが壊れ、細胞の増殖が止まらなくなってがん細胞となってしまいます。レンチウイルスを元にして作成された「ベクター」というものを遺伝子の運び屋として、「p53」や「p16」や「PTEN」などの「がん抑制遺伝子」をがん細胞に送りこみます。「p53」は「DNA」の壊れた部分を修復するように働いたり、がん細胞が増殖せずに自死(アポトーシスするように働きます。「p16」や「PTEN」もがん細胞の増殖を止めるように働きます。一方でがん細胞に「TRAIL」の遺伝子を送り込むと、「サイトカイン」と呼ばれる活性物質の一種である「TRAIL」を分泌するようになりますが、これががん細胞自身の「デスレセプター」に結合して自死(アポトーシス起こさせます。がんの種類によって、研究データに基づき最も有効性が期待される遺伝子の組み合わせを選択します。

遺伝子治療

遺伝子治療

 -80℃で保存された各種の遺伝子ベクターは、患者様が来院されてから投与直前に解凍します。当院内に完備された安全キャビネット内で無菌的に調剤し、患者様に直ちに点滴で投与されます。

がん抑制遺伝子p53を組み込んだベクター

がん抑制遺伝子p53を組み込んだベクター

 

当院内に完備された安全キャビネット内で無菌的かつ迅速に調剤します

当院内に完備された安全キャビネット内で無菌的かつ迅速に調剤します

遺伝子治療臨床研究は日本国内でも精力的に行われており、米国・欧州・中国では既に複数の遺伝子治療製剤が当局に承認されています。遺伝子治療の対象疾患はがんのみならず、先天性疾患や慢性疾患など多岐にわたっています。当院では、「がん抑制遺伝子を用いたがん治療の効果に関する研究(観察研究)」として患者様に最適治療をご提供する形で、「遺伝子治療等臨床研究に関する指針」に則り、日本臨床研究安全評価機構倫理審査委員会の諮問を受けて、がんの遺伝子治療を実施しております。なお、当院でお受けになれるがんの遺伝子治療の料金などの詳細については治療料金のご案内のページもご覧下さい。

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